プジョー新横浜

開けてびっくり！

[2012/02/24]メカニック 丹治　広之

こんにちは。メカニック丹治です。
今回は、メカニックの立場から定期点検の
大切さを感じた案件を二つほど紹介します。

はじめに、写真の部品は307SWのｽﾍﾟｱﾀｲﾔを
リヤラゲッジルームの床下に吊り下げている
キャリアーです。

12ヶ月定期点検で整備中にスペアタイヤの
空気圧調整で車体から下げようとしたところ
いくらハンドルを回してもタイヤが降りて
きません！　

そこでキャリアを取り外し、分解したら
中のワイヤーがささくれてプーリーから
外れていました。

こうなると、修理は不可能でアッセンブリー
交換が必要で、お客様に了解を頂き交換作業
をさせて頂きました。

もし今回、定期点検をしていなくて、出先で
パンクでタイヤ交換が必要になっても
スペアタイヤを降ろせず、レッカー車の
お世話になっていたことでしょう。

最悪の場合、走行中にワイヤーが切れて
スペアタイヤが脱落・・・なんてことも！

もう一件は、車検整備でお預りした206の
ブレーキローターの摩耗です。

お客様のご要望は、なるべく費用をおさえて
欲しいとの事で、次回点検までなんとか
持ちそうな箇所は今回は点検のみで、整備をさせて頂きましたが・・・！

写真で判りますでしょうか？あまりにも
摩耗が進んでいて、非常に危険な状態でした
少し金額もかかる部品なので、その分、他は
なるべく現状維持で了解を頂き、交換作業を
しました。

こちらは、新品のブレーキローターです。
なんか、車も喜んでいるような気がします。

今回紹介した２件の案件は、ドライバーが
不具合に気がついた時点で最悪、事故に
つながる可能性がある部位でした。

車検整備は勿論として、是非12ヶ月定期点検
も実施されるよう、お願いします。

それでは、また何か皆様のお役に立てる
情報など仕入れましたら、早速お知らせ
します。
ありがとうございました。

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