みなさま、こんばんは
プジョー新横浜、毎日頭痛が痛いハイドロ部長こと
はら なおひと でゴザイマス。
久々に2日間晴天で快適に光合成ができましたデス。
毎日が雨降りで展示場の試乗車や展示車を洗えましたゾ
雨が降り続けると一見汚れていないように見せますが
試しに、チョコっとタオルを当てると、バッチリとタオルの
拭き後が残るほど、汚れておりました。
朝一番から洗いまくって、展示車ピカピカでゴザイマス♪
さて、本日の表題「くうりき?」とご記載いたしましたが
以外のなんのことやら?と思いますね・・・
分かりやすい話をしますと、車って走行中にけっこうな
空気の壁?と対峙しながら走ってます。
この空気の壁をどのように処理するかで、燃費やら騒音やらが
決定的に変わっていきます。
イマイチ馴染めない「空力」ですが、車の開発にあたり
各メーカーで色々な空力実験を行います
下記お写真など皆さまお馴染かと思われますゾ。。。
適当なフランス車がなかったので、おベ〇ツ様の写真をはいしゃく・・・
コレ、風洞実験室での風景
これから販売するであろう、新型モデルに風と煙を当てて
空気の流れと乱れを測定してるのですナ
当然、コンピューターである程度計算されて実験になるので
そんなにズレはありませんが、煙を当てて変な動き上がれば
デザインその物を変更すら事があります。
この空力、燃費と騒音と書きましたが、一番影響力があるのが
「最高速」かもしれませんね。
時速何kmか忘れたけど、ある一定速度に達すると空気の壁が
邪魔をして、壁の速度を破れません。
更に速度をあげようとエンジンの馬力を100馬力上げても
たして最高速も伸びず、苦労する領域速度が存在します。
そこで、どこかの天才たちが「空力」で壁速度を超える研究をするわけですナ。
空力の究極は下記車体でございますゾ。
前身「羽根だらけ」F1マシンですな
空力の究極はやはりF1です。
羽根の角度を細かく設定することで、マシンを路面に押し付けたり
最高速度を上げるために、マシンを浮かせたりと空力を利用して
いかに速く走るかを実戦します。
こんな車が公道を走る訳ないので、私が販売する車と比較できませんが
「空力」と呼ばれると一見地味な感じを受けますが、とんでもなく重要な
部分でゴザイマス。
さて、前置きが長くなってしまった・・・
我らがフランス車のお話しをしなくてはいけませんナ
お写真は、名車406クーペです。
フランス車全般に言えますが、この辺りのデザイナー色が色濃くボディーデザインを
意識した作り込みをした車両達は「空力」にかなり力を入れた設計になってます。
上のお写真「F1」は、速く走る為の空力なんだけども、一般的な自動車の空力は
だいぶ違う意味合いになります。
燃費や静粛性が重要になるので、F1のように、空力で空気事態を味方にするのではなく
空力で空気をうまく逃がす事が主軸となります。
生産国の違いで車の設計思想は大きく変わりますが、他国より先んじてフランス車は
数十年早く空力に力をいれておりました。
空力とは走行中の空気の抵抗を少なくすることが重要となります。
この空気抵抗を「CD値」と言うのですが、このCD値がフランス車メーカーの
車体は大変小さいです。
表題写真の「3008」は、各国のSUV車両の中で最もCD値が低い車両です。
もともとフランス車は、小さいエンジンながら国内や隣国を繋ぐアウトバーンを
走らなければならず、最高速度を確保するために空力を設計に大きく取り入れる
設計思想と言われております。
ボディー以外でも、とても工夫されており下記の写真をご覧いただくと設計思想の
表れがよくわかります。
こちら、国産車の車体底面ですね
「錆の案内」の写真だったんですが、適当な絵がなくて
こちらでご案内・・・・
一般的なFF車のレイアウトでゴザイマス。
詳しい方なら分かるけど、マフラー・燃料タンク・サスペンションアームなど
分かりやすい配置でゴザイマスな
整備の作業性を考慮した、いかにも日本車の親切設計です。
こちら、プジョー308の下回りお写真。。。
上の国産車と年代的には同じでゴザイマス。
黒い部分はアンダーカバーなのですが、隠しているのを
除いても、底面は「真っ平」なのがフランス車なのです
見事なくらい凹凸がないのですねえ
この風景、40年前のフランス車を覗いても「真っ平」です
この真っ平の意味は、走行中の車体下部を流れる空気抵抗を減らすために
とても真っ平らに作ってます。
私がドイツ車からフランス車販売に移り変わった時、一番ビックリしたのが
この下回りの「真っ平」でしたね。。。。
リーマンショック後に世界の車メーカーの設計思想が「燃費」に変更になってから
どこのメーカーも「真っ平」にするべく、自動車を作ってたけど、フランス車に
追いつくのに、13年位必要でしたねぇ
エンジンやシャーシなどを作るのが難しいのと同じくらい空力特性を持つ下回りを
作るのは簡単では無いってことですナ。
余談だけど、CD値の王者は、プジョーでないけど
シトロエン車の名車中の名車「DS」でした
もう50年以上前の車だけど、CD値だけで言ったら
現存の最新鋭車と変わらないCD値だと思う・・・・
フランス車の「巡航速度が速い!」とか「高速走行の燃費がやたらイイ」とか
「走行中の車内音がとても静か」は、ぜ~んぶ「空力」からきてます。
自動車って、なかなか奥が深いですゾ。。。